検索キーワードが分からない?! Yahoo!検索SSL化の対策
8月12日に「Yahoo!JAPAN」から【「Yahoo!検索」SSL化のお知らせ】がありました。WEBサイトのアクセス解析を行っている者からすると、かなり大きなニュースです。
管理・運営しているWEBサイト(ホームページ)のアクセス解析において、「検索キーワード」の解析が困難になるからです。実施自体は2015年8月18日から段階的に行われるようです。
SSL化とは?
GoogleのSSL接続として以下のような文言があります。
SSL(Secure Sockets Layer)は、ウェブの閲覧、メール、インスタント メッセージ、その他のデータ転送など、インターネット上のやり取りにおいて安全な通信を提供するプロトコルです。
引用:https://support.google.com/a/answer/100181?hl=ja
要は、ネットワークのやりとりを暗号化してユーザーの情報を守って相手に渡さないようにします。といった感じで受け取って良いと思います。
WEBサイト運営者の心情
WEBサイトを運営する際に、検索キーワードに対してのコンテンツを展開することがあります。また特定のキーワードに対してSEO対策を行いサイトへの流入を見込む場合もあります。この答え合わせを行えるのがアクセス解析です。セキュリティが強化(SSL化)される事により、WEBサイトに流入したユーザーの「検索したキーワード」がアクセス解析で判別できなくなるのはとても痛いことです。
SSL化の背景として、以前よりGoogleでは導入されていました
2012年3月Google検索セキュリティ(SSL暗号化)強化が発表されました。今では、ほとんどのWEBサイトのアクセス解析のキーワード1位はGoogleのSSL化で判別できない「not provided」ではないでしょうか?
Googleで導入されてから、徐々にSSL化が浸透していることがアクセス解析を見ても分かります。下図は、SSL化で検索キーワードが分からなくなった「not provided」のボリュームの変化です。(2012/1⇒2013/12)
簡単に出来る対策
①Search Console(旧ウェブマスターツール)の検索アナリティクスで見る
キーワードからのコンバージョンなどを確認する事は出来ませんが、Googleでどういった検索キーワードで流入しているかを把握することができます。
④検索ユーザーのランディングページから推測する
ユーザーをセグメントすることにより、どのページに検索ユーザーがランディングしたかが分かります。タイトルの中に検索キーワードが含まれている事も予想できます。
まとめ
Yahoo!のSSL化にともない、WEBサイト(ホームページ)のキーワード解析は一段と難しくなる事でしょう。だからこそ余計に、「それぞれの会社や美容室ならではユーザーの役に立つコンテンツ」を追求していく必要があるなと思います。
長沼 大樹
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