見るパソコンやスマホによって検索結果(表示順位)が違う理由
何かしらのキーワードで検索した時に、
「ホームページがスマホでは1番に表示されていたのに、家のパソコンから見たら3番目になってる!」とか、「自分のスマホでは1ページ目に表示されているのに、友達のスマホでは2ページ目になっている」などの経験をされた事はないでしょうか?
これは「パーソナライズド検索」という仕組みが機能しています。同じキーワードで検索しても、検索するユーザー(ブラウザ)ごとに違う検索結果を表示させる仕組みです。Googleがそのユーザーの「過去の検索履歴」や「訪問したWEBサイト」をもとに利便性を高めるためにしてくれている仕組みです。
過去にアクセスしたサイトにもう一度アクセスしたいなと思った時に、検索ですぐに表示されたら簡単に再度アクセスすることができるので便利ですよね。
例えば、「美容室 SNSガイドライン」というキーワードで検索して頂くと1ページ目の一番上に表示されるサイトがあります。
これは、先日このブログで更新した記事ですが、1番に表示されているのは「パーソナライズド検索」だからではありません。(2015.10.13現在) 単純にSEOで1番になっています。
次に「美容室 DM」というキーワードで私のパソコンで検索するとこのように1番に表示されるこのサイトは、弊社のホームページで、私がよくアクセスしているので1番に表示されています。
皆さんが検索されると、このような画面が表示されているのではないでしょうか?弊社のサイトが1番から消えました。実際は、3番目に表示されると思います。(2015.10.13現在)
ホームページを運営している側の目線でこれがどういう事かというと、、、
「ホームページをまず1回見てもらいましょう!」という事です。この「まず1回見てもらう」に効果的な戦略の一つが「ブログによるロングテール戦略」です。
例えば「神戸 美容室」というキーワードで1ページに表示されるのは、きっちりとしたSEO対策が必要ですが、「神戸 美容室 トリートメント 人気」という検索で上位表示させるのは難易度がとても下がります。ブログなら更新コストをかけずにこういったロングテールのキーワードでホームページへの流入を見込むことが出来ます。
参考:美容室のSEO | ロングテールによるアクセス数UP成功事例
また、自店名で検索した場合(例:「大阪市 ケイアート美容室」)でも、掲載している「検索・予約サイト(ポータルサイト)」の方が1番に表示されている美容室もあるのではないでしょうか?※「パーソナライズド検索」が機能していて読者の方のパソコンやスマホでは1番に表示されても、他の人が検索したら2番になっているかもしれません)
「ホームページに1回アクセスされる」という事が、「パーソナライズド検索」に影響します。『パーソナライズド検索』は、ユーザーの「過去の検索履歴」や「訪問したWEBサイト」をもとに利便性を高めるためにしてくれている仕組みだからです。
【パーソナライズド検索】仕組みイメージ
①自店のサイトに1度もアクセスした事が無いユーザーが検索した時
②そのユーザーが自店のサイトにアクセスすると、、、
③その後、そのユーザーが検索した時に自店のサイトが最初より上位表示される可能性が出てきます。
ブログによるロングテールキーワードでアクセスUPの戦略をとっていると、「すぐに来店に結びつかないであろうユーザー」のアクセスが発生します。来店に結びつかないからと言って無駄なことではなく、こういった「パーソナライズド検索」によって、そのユーザーのサイトへの再来率を高めることができます。いわゆる「見込み客(未来店客)」としての位置づけとなります。
自店のターゲット(ペルソナ)となるユーザーに対して、役に立つ情報を発信することで、最初は「見込み客(未来店客)」であっても、サイトへ再訪問することで来店の可能性を高めることに繋がります。
■美容室のホームページ運営の参考記事
「オウンドメディアとは?美容室に置き換えて意味と戦略をまとめてみた」
お店に来店されたことのない方に対してお店から発信する情報を届けるのはとても難しいことです。サイト内で良質なコンテンツを更新する事によって、未来店客(お店に来店された事の無いお客様)に対しても、今の時代は情報が届く可能性がでてきます。
長沼 大樹
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