Googleアナリティクスでは何故「新規ユーザー」と「リピーター」が識別できる?
Googleアナリティクスでは、初めてWebサイトを見たユーザーを『新規ユーザー』とし、2回目以降の訪問者を『リピーター』としています。初めての訪問者と2回目以降の訪問者を区別できるのは何故なのでしょうか。これは『クッキー(Cookie)』という仕組みがあるからなのです。
クッキー(Cookie)で分かるユーザーの識別
クッキー(Cookie)とは、ユーザーの情報をそのブラウザに保存する仕組みのことです。初めてWebサイトにアクセスしたユーザーのブラウザに、このクッキー(Cookie)が保存されます。2回目にアクセスした時には、そのクッキー(Cookie)が上書き(更新)されるといったものです。ですので、この保存されたクッキー(Cookie)でユーザーの情報が分かるようになるのです。
クッキー(Cookie)には種類があります
クッキー(Cookie)の種類によって、使用のされ方などが変わります。今回のテーマである【「新規ユーザー」と「リピーター」が識別】では、ユーザーとセッションを区別する為に『__utma』という名のクッキー(Cookie)が使用されています。
1年前に1回だけアクセスした事がある場合もリピーター?
Googleアナリティクスは、ユーザーがWebサイトにアクセスした時に反応します。そして、クッキー(Cookie)はアクセスがある度に更新されますので、半年に1回アクセスしているユーザーの場合でも、クッキー(Cookie)が更新され『リピーター』扱いになります。
永遠に『リピーター』扱いなのか?
この疑問の背景にあるのは、「クッキー(Cookie)には有効期限があるのか?」といったものだと思います。ユーザーとセッションを区別する為に使用されている『__utma』というクッキー(Cookie)の有効期限は2年です。ですので2年以上、そのWebサイトに訪問していない場合は『新規ユーザー』としてカウントされます。
いつから2年なのか?
「初めてWebサイトに訪問した時から2年?」「最後にWebサイトに訪問した時から2年?」といった疑問があります。答えは、後者の「最後にWebサイトに訪問した時から2年」になります。これは、ユーザーがWebサイトを訪問する度にクッキー(Cookie)が上書き(更新)されるからです。ですので、3ヶ月に1回Webサイトに訪問しているユーザーがいた場合、このユーザーはずっと『リピーター』扱いになります。
まとめ
Googleアナリティクスで「新規ユーザー」と「リピーター」が識別できるのは、『クッキー(Cookie)』という仕組みがあるからです。クッキー(Cookie)には種類があり、ユーザーとセッションを区別する為に『__utma』という名のクッキー(Cookie)が使用されてます。
そして、クッキー(Cookie)はユーザーがWebサイトに訪問する度に上書き(更新)されます。ただし2年以上Webサイトに訪問していない場合は、クッキー(Cookie)の有効期限がきれて『新規ユーザー』として処理される。といった感じです。